2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「諜報国家ロシア」(著:保坂三四郎)

KGBの陰謀論のなかで最も大きな成功を収めたのは、米国エイズ製造説だろう。この陰謀論は、1985年、ゴルバチョフがソ連のトップに就き、レーガン米国大統領との最初の米ソ首脳会談が近づく中、核戦争を計画する「戦争国家」米国に対する「平和国家」ソ連とい…

「ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争(下)」(著:デイヴィッド・ハルバースタム)

それぞれの誤算 すべての戦争はなんらかの意味で誤算の産物かもしれない。だが朝鮮では戦争当事者双方の重要な決定のほとんどすべてが誤算に基づいていた。まずアメリカが防衛範囲から朝鮮半島を外し、これがさまざまな共産側当事者の行動を誘発した。ついで…

「野球短歌」(著:池松舞)

解説の大魔神が言いました阪神ぜんぜんよくないですね(4月20日×) 一点を取られただけのピッチャーが勝てないセ界を誰か救って(4月23日×) 三分で攻撃が終わる阪神はウルトラマンにも負けてしまうな よく見ればウルトラマンにはトラがいるつまりこれは己と…

理念の国がきしむとき(著:中山俊宏)

トランプ大統領は、トランプ現象の設計者ではなく、むしろ彼自身がその症状であるという視点にたち、トランプ現象の底流で起きていることを炙り出していかないと、真の変動の度合いは浮かび上がってこない。 いまアメリカが分極化しているという時、それはあ…