読書メモ:「歴史戦と思想戦」(著:山崎雅弘)

権威主義国に共通する特徴

  1. 時の国家指導者の判断は常に正しいとみなす「国家指導者の権威化」
  2. 時の国家指導者とそれが君臨する国家体制を「国」と同一視する認識
  3. 時の国家指導者に批判的な国民を「国への反逆者」として弾圧する風潮
  4. 国内の少数勢力や近隣の特定国を「国を脅かす敵」と見なす危機感の扇動
  5. その国家体制を守るために犠牲になることを「名誉」と定義する価値観
  6. 伝統や神話、歴史を恣意的に編纂した「偉大な国家の物語」の共有
  7. 司法・警察と大手メディア(新聞・放送)の国家指導者への無条件服従