2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「アダム・スミス」(堂目卓生)

スミスの幸福論 この物語に登場する「貧乏な人の息子」は、自分よりも優れた身分の人々の生活に憧れ、富と地位を獲得するために全生涯を捧げる。彼は、勤勉に働くだけでなく、憎悪する人々に奉仕し、軽蔑する人々にへつらう。こうして、彼は、いつでも力のお…

アダム・スミス共感の経済学(ジェシー・ノーマン)

「”すべては自分のために、何一つ他人には与えない”というのが、どの国どの時代にも支配者に共通する浅ましい考え方のようだ」(国富論 第三編第四章) 「本来知恵と徳だけに捧げられるべき尊敬と讃美が富と権力に注がれ、悪徳と愚行にもに向けられるべき軽…