読書メモ:喰い尽くされるアフリカ

アフリカ資源の略奪を欧米vs中国で争ってどちらかが勝ち残る、というよりは中国が収奪メンバーに加わった、と言う方が正確か。
歴史をさかのぼれば1800年代のベルギーのレオポルド2世やイギリスのセシル・ローズといった人物に代表されるように、アフリカはダイヤモンド、石油、銅、コバルト、等々の資源をずっと他国に食い物にされてきた。帝国主義時代が終わってアフリカ各国が独立を果たした後も資源利権を囲い込む独裁者がのさばり、その取り巻きによる汚職といったおきまりの「資源の呪い」と「縁故資本主義」で国民は全く豊かにならない。独裁者たちに取り次ぐシェルやBPといった石油メジャーやダイヤモンドのデビアスなどのグローバル企業と独裁者たちが資源収益を分け合う構図に経済的に台頭し資源投資を活発化させる中国が政府・企業ともに参入してきた構図。
 

[http://]