旅をする木(星野道夫)

・アラスカで最も美しい街、それはシトカだろう。

 

・百年以上も前にアラスカを旅した人が、”若い時代にはアラスカへ行くな。人生の竿後に出かけなさい”と言ったそうです。つまり、他の世界が小さく物足りなく見えてしまうということです。大きな自然が素晴らしく、小さな自然はそうでないとは決して考えませんが、遠い昔の旅人のその言葉を思い出しました。

 

・「昔から、インディアンが考えていたことは三つしかない。大地、動物、そして人間だ。生きのびていくためにな。富、そんなことは誰も考えはしなかった。」